教育長職務代理者 関 川 直
総務課長 鶴 巻 勝 則
人事課長 小 野 洋 一
財務課長 伊 藤 純 一
み
らい創造課長 山 口 恵 子
社会福祉課長 坂 上 新 一
商工振興課長 原 祐 司
建築課長 小 野 正 一
会計管理者 星 野 芳 郎
水道局長 三 田 村 明 彦
教育次長 佐 藤 弘 子
選挙管理委員会事務局長佐 久 間 康
監査委員事務局長兼
公平委員会書記長
関 利 直
農業委員会事務局長 海 老 井 修
───────────────────────────────────────────
〇
事務局職員出席者
局長 青 木 孝 夫
係長 古 田 潤 子
───────────────────────────────────────────
午後 3時40分 開 議
○
委員長(
小川徹) 休憩前に引き続き会議を再開します。
これより平成31年度
新発田市
一般会計予算議定にかかわる
市長に対する
総括質疑を行います。
質疑ある
委員の発言を求めます。
渡部良一委員。
◆
委員(
渡部良一)
大変ご苦労さまでございます。
市長にお聞きをしますが、冒頭ご案内のように私も今回で終わりでございますんで、
市長とも8年余かな、おつき合いをさせていただきまして、いろいろと
やりとりをさせていただきました。感謝を申し上げながら、最後の
質疑、
やりとりになるかもしれませんですが、よろしくお願いしたいというふうに思っております。
1点目は
教育課題の部分なのですけれども、随分この間
教育長初め、
市長とも
やりとりをさせていただきましたけれども、本当に残念ながら、
いじめによるだろうと思われる
自殺者、自死を出してしまったという、このことについては
教育委員会はもとより、
市長のほうも非常にいろんな形で責任を痛感をしながら、これからの施策を打っていかれるだろうというふうに思って、そのことについてはもちろん期待を含めて
質疑するわけでありますけれども、まず1点目は、きのうも
やりとりをさせてもらってきたんですが、あるいはまた
一般質問にも絡めて言ってきたつもりでありますけれども、こういった事案が出るたびにその原因を探るということは当然
第三者委員会も含めてやるわけでありますが、
いじめという問題について、なぜ
いじめが起こるのかという、そこの視点、観点からの原因の解明というか、その辺がなかなかなされていないなというのは、私の主観かもしれませんが、そう思われてならない部分があるわけです。特に
市長が、2期目からですか、
教育の
充実ということを視点にされてきたわけでありますけれども、
教育の
充実ですね。私は、率直に言って、
行政主導による
教育の
充実というのは
学力向上なんですが、突き詰めて言えば、もちろんそれだけじゃないんでしょうけれども、
行政主導の
学力向上というところについては非常に、いつもそうなんですが、懐疑的に思っているんです、私自身は。当然
首長たちからそういった形で、あるいは大きな目でいえば
文科省の問題なんですけども、どうしても
学力向上というところに
スポットを当てた施策を打ち出すと、そのことは紛れもなく今の
教育環境、
教育行政政策の中ではやっぱりどうしても
競争主義になってきちゃうわけです。その結果として、やっぱり弊害が起こるということは間々あることなんです。したがって、もちろん
学力向上を何も私も否定はするつもりはないんですが、そのことが現場の
先生方からすれば、学力を上げなきゃならないということはもう痛いほど痛感をしているわけで、そこに輪をかけて
市長、首長がそういった形でまたやるということは、いわば
学力至上主義の中に拍車を、ややもすればかけかねない。その結果として、そこになかなか状況についていけない
子供たちが出てくることもまた間違いないんです。だから、
新潟県内の中では、もう歴史をひもとくまでもなく、少し長くなって恐縮なんですが、ずっと
新潟県内は
大学進学率が全国的にも低かったわけです。ご案内のとおりです。いつの時代か
大学進学率向上政策をとったわけです。その結果として、この
いじめ問題であるとか、あるいは
子供たちの自殺問題とか、こういった
子供たちが連動して起こりつつある。これは、
新潟県内だけの問題じゃないです。ずっと私も長らくタッチをしてきて、そういった傾向がなしとしないなというふうに思ってきていたわけです。ですから、今回の事案についても紛れもなく、もちろんそれは
市長の
教育の
充実、
学力向上が大きな原因だということを言うつもりはないんですけれども、相当やっぱり気をつけて、いろんなその結果として派生する問題を考慮しないとならないことは、このことについてはもう老婆心ながら私が言うまでもなく
市長もご存じだと思いますけれども、一応前提的に申し上げたい。
したがって、今回も、願わくば私は再
調査委員会と、なぜ開かないんですかということを言ったんですけども、いわば
教育委員会としては大体あの辺が限界だなというふうに思いますし、あの
調査委員会ですね。したがって、問題はなぜ
いじめに回った子供が出てきているのかという、そこのところに
スポットを当てないと、根本的な解決にならないというふうに思うんです。したがって、そういった角度からすると、そういった意味で
教育政策、あるいはまた
市長の
教育の
充実というその視点ももう一度
総括が必要なのではないかなという角度から私は申し上げるつもりなんです。したがって、これを契機にいろんな角度から検討、分析、そして対策をとっていかれるんでしょうけども、
市長は
市長として紛れもなく今回
総合教育会議という形で
連絡調整機関ができたわけでありますから、新しい
地教行法の中で十分に連携をしていただきたいということは要望しながら、第1点の
質疑としては、したがって、こういった背景の中に
市長が掲げてきた
教育の
充実、イコールに近い
学力向上政策が及ぼした影響は本当になかったのかどうかです。その辺についてもぜひ
市長として
総括をしていただきたいなというふうに思います。したがって、ある意味で
教育の
充実、
学力向上も一定の成果を上げてきたことは間違いないわけでありますから、そういった意味では、もう
大分日にちもたちましたから、一定の
総括を含めて、
教育の
充実の視点を少し変えていったらどうだろうかというふうに思います。今の子供、数が少ないだけに本当に
けんかの仕方もよくわからないとよく言われます。
市長もそうだし、俺らの小さいころはよく
けんかもした。しかし、
けんかの仕方がわかっていたわけです。少なくともそういったこと。もちろん被害を受けた子供のほうの弱さもあるんでしょうけれども。そういったことを根本的に考えていかないと、やっぱりこういった事案が再び起こらないとは限らないわけでありますから、1点目はその視点であります。
それから、具体的には、大体
いじめが今回の問題でその対策として、スクールソーシャルワーカーとか、
スタッフとか、あるいはまた
部活動の
指導員とか、
予算上も約900万ぐらいになっていましたか。だから、前年度はたしか五百何十万ですから、
それなりにアップはされていることは間違いないわけです。そこはそれとして評価をいたしますけれども、問題は、ある意味でこういった事案が発生したわけでありますから、ぜひ大胆な
予算配置をお願いをしたいというふうに思うわけです。きのう
教育次長が回答しておられましたけれども、
予算が非常に限られている中での
予算措置なんでという話がありました。しかし、そのことは
教育次長が、ある意味で私からすると言うことはないだろうと。
予算は少なくとも議会で決めていく。
市長が提案をしてくるわけでありますから、
予算をどう使っていくかというのはすぐれて議会の問題なわけでありますから、そのことは
市長の問題であるというふうに、それは余談でありますが。いずれにしましても相当思い切った措置を、
市長もよくおわかりです。私の
一般質問にも答えて、基本的には学校の
先生方をふやさなきゃならないし、今の
学級規模を縮小していくという、このことはすぐれて国の政策の問題、あるいはまた法律の問題ですから、定数法等改善してもらわないと、そのために頑張ってもらうということはそうですが、もう今回は具体的な問題じゃなくて
総括的にお聞きをしますが、今回は一定の措置をされていることは私も認めますが、少なくともこの事象を忘れることなく、事案を忘れることなく、今後まだまだ
市長も任期あるわけでありますから、その中でどういった計画あるいは
予算措置をされていこうとしているのか、その辺の
協議過程も含めてお聞かせをいただきたいというふうに思います。以上2点が主要な
質疑の部分であります。
これ一問一答でいいですよね。もう一点あるわけです。後からで……
○
委員長(
小川徹) いや、一緒にやってください。
◆
委員(
渡部良一) それでは、2点目もいきます。
それはきょうの問題なわけでありますけれども、
商工振興のほうにかかわって、新
エネルギーの
推進施策が出ているわけであります。これは、
予算規模は全く少ないです。
先ほども申し上げましたけれども、あれ何年前になりましたか、数年前に新
エネルギー施策という形で
相当検討を重ねた上での施策がつくられましたけれども、その後いろいろと
実証実験等も含めてやられてきて、結果的にはなかなか実を結んでいないのが今の実態ですよね。私はすごく期待をしたわけでありまして、そのことはすぐれて
福島原発の反省からも出てきていることでありますけれども、今日言うまでもなく、
エネルギー、とりわけ電気に
頼りっ放しの
生活状況になっていますから、その電気も
地産地消をなるべく進めていこうという流れになってきています。そういった中で、もちろん資源的には
新発田もあるわけですが、
先ほど申し上げましたけれども、たまたま森林
環境税が今年度から入ってくる予定になっているようでありますし、約大体1,000万ぐらいでしょうか、それが数年後には3倍ぐらいにふえるということが
先ほど説明がありましたんですが、これは直接的には多分使うことは難しいんでしょうけども、今の
新発田市における
森林環境というのは本当に木が安いということもあって、かなり荒れている状況は何も
新発田に限ったことじゃないわけでありますが、本当にそういった意味ではあれが利用されないということはじくじたる思いが、森林を管理をされてきた方々からすればあるんだろうと思いますが、何とかそれを有効活用していかんばならないというふうに思いまして、そういったことからすれば、今後
新発田の中でもまだ十分に検討されていないと思いますが、
木質バイオマス、そういった発電の方向もあるのではないかなと。だから、そのこととして直接的にはないにしろ、せっかくできた森林
環境税を何とか有効活用できないだろうかということも含めて、そういった形に思います。
そのほかもちろん
先ほども話をしましたけれども、紫雲寺の
風力発電も長らくの経過の中でようやく副
市長が役員として配置をされているわけでありますけれども、3年前から黒字に転換をしていますよね。そういった意味では、この
風力発電もどうするのかということについては今
多分協議中だというふうに思いますけれども、願わくばその
風力発電などについても、なかなか状況的に厳しさというのは私もわかりますけれども、しかしやっぱり一つは行政がそこにきっちりはまりながら、市民の
エネルギーをどう確保していくかという角度も大変重要なことではないかなというふうに思いますから、この新
エネルギーに向けた今後の、
市長、今回のこの
予算も含めて展望を、この辺を語っていただきたいなというふうに思っているところであります。
以上です。
○
委員長(
小川徹)
二階堂馨市長。
◎
市長(
二階堂馨)
渡部良一委員のご
質疑にお答えをする前に、このたび議定に付しました平成31年度
一般会計予算について、4日間にわたりまして
小川委員長を初め各
委員の
皆さん方に真摯に審査に当たっていただきまして、本当にありがとうございました。心から感謝と、そして御礼を申し上げたいというふうに思っております。
今
渡部良一委員のほうからるる3点ほどご
質疑をいただきました。冒頭に、振り返って議員の生活についての私とのいろんな思い出も話をしていただきまして、本当にありがとうございます。長い
間ご苦労さまでございました。とりわけ私が議長をやっていたときに、議会の
基本条例ということで、まだあのとき1年生議員だった。副
委員長という形で、何せ
委員長が非常に暴走しがちな
委員長をしっかりとサポートして、そして重みのあるああいう条例をつくっていただいたということで、
大変感謝をしているところであります。
今ほど、まず1点目の
教育の
充実ということであります。
教育が最も似合う町が、私は
新発田だというふうに思っているんです。ですから、幾つか、今回4つの柱、3つの柱といろんなことを言っていますが、むしろ
教育だけは
通し柱じゃないかと思うほど、実は思い入れが強うございます。そして、当然
市長ということでありますので、
教育にかかわることは
教育委員会の
独自性、あるいは
教育の権限、
執行権は
教育委員会だというふうに、それは尊重しますけれども、
市長という立場で
教育を捉えると、
まちづくりという点では、あるいは
人口減少社会という、この1点を捉えても、やはり選ばれるまち、選択されるにたえ得るまちになるにはここが
充実していなければ、いろんな
皆さん方から
新発田に住んでいただこうと言っていただける、そういうふうにはならないと思っておりますので、
先ほど申し上げましたように、
教育というのは
充実、
通し柱だというふうに思っております。ただ、誤解をされているのは、学力の向上ということでありますが、私の
教育の
充実というのは、人間は
職業的能力と人間的な能力、この2つの能力が求められるというふうに思っています。
職業的能力というのは、これは大学、あるいは
上級学校で専門に学ぶべきことでありますが、人間的な能力、これはやはり
義務教育期間の
基礎学力の中で私は学ばれるんだろうというふうに思っています。それは、そんな面倒なことは要らない。して
おしまいなことはしない、しなければ
おしまいなことはする、当たり前のことが当たり前にできる、このことがとても大事なんだということで、
子供たちは学ばなければなりませんが、いずれにせよそういう意欲を喚起して、そしてみずから学び、考える、そして
自己実現につなげていく、そして最後には、ああ、いい人生であったな、そう思える人生を歩むために
子供たちは学ばなければだめなんだというふうに私が思っている、
教育の
充実というのはそういうことであります。具体的な
方策等については、これは当然
教育委員会のものでありますので、
教育委員会の施策や政策については尊重していきたいというふうに思っているところであります。
もう一点、しからば、
二階堂、どれだけ
教育委員会をサポートしているんだということのご
質疑になるんだろうというふうに思っているところであります。今回
いじめの事案がございましたので、とりわけ教員と
子供たちが向き合える時間を何とかやりたい。ただ、議員がご指摘のように、教職員をふやすというのは、これはやっぱりちょっと
市町村レベルではないな、やはり対応は国あるいは県のほうでお願いせざるを得ない。しかし、それ以外のところで私どももできるだけのことは、今回の事案が
新発田市に発生をしましたので、精いっぱいやらせていただきました。CAP、あるいはソーシャルワーカー、あるいは
サポートスタッフ、そして
部活動の
指導員、こういうことで、市単も含めてしっかりサポートしているところでありまして、エアコンだとか、あるいはタブレットだとか、こういうのも全部合わせると、前年比から見て7億5,000万ほど、実は
教育に
予算をしいているところであります。31年度は大変厳しい
財政状況でございましたので、3.5%のシーリングをかけさせていただいた中でも、できるだけ
教育の
充実に関してだけはしっかりと後ろから支えていきたいというのが、この数字を見ていただいてもおわかりいただけるだろうと思っているところであります。
もう一点目の3点目の
再生可能エネルギーの関係であります。これ私が
市長になった翌年、ちょうど3.11がございましたので、
再生可能エネルギーというのがもう全国的な一つのムードといいましょうか、もうそういう状況でございましたので、果たして
新発田にどれだけの
賦存量があるのか調査しなさいということであの
計画書をつくらせていただきました。正直申し上げまして、
新発田にはそれだけの
賦存量が余りないというのが実はあの調査結果からある程度出ているんです。ただ1つだけ
可能性があるとすれば、小水力は少しあるかもしれないというような答申をいただいたところであります。しかし、そうはいっても、何とか
再生可能エネルギーがこれから主流になってくるんではないかなというふうに考えましたので、
1つ計画書をつくらせていただきました。しかし、その後太陽光の
買い取り価格の関係だとか、いろんな意味で、国のほうでは何とか
再生可能エネルギーの割合を15%から22から24ぐらいに上げようと言っている。言っておきながら、
買い取り価格を下げてみたりとかと非常に何かちぐはぐな国の施策が見えてまいりますけれども、いずれにしても
再生可能エネルギーはずっと研究していかなければならない私は素材だろうというふうに思っております。小水力に関しましては、今回
加治川用水の関係で間もなく工事に入るんだろうというふうに思いますけれども、まず一定の答えが出てきたということと、それから米倉の地域に
テクノシステムという方が
バイオの関係で、今、
木質バイオの関係ですけれども、取り組んでいただいているところで、この前実は私に取材といいましょうか、何かその会社が今取り組んでいる
バイオマスの関係を飛行機のコマーシャルに流すということで、
新発田市長の何か映像みたいなのが欲しいんだということまでやってくれています。大変ありがたいなと思っています。それほど
新発田市は大きな
賦存量は持っていませんけれども、しかしその中にあっても、この
再生可能エネルギーはやはり最後まで研究していくべきものだろうというふうに思っているところでありました。まだまだこれだというような効果はあらわれておりませんけれども、しっかりこの辺は研究は怠らないで、今後も取り組んでいきたいというふうに思っているところであります。
○
委員長(
小川徹)
渡部良一委員。
◆
委員(
渡部良一) ちょっと角度を変えますけれども、必ずしも第1番目の回答では私としては少し不十分なんですが、今回は特に
一般質問じゃありません。期間があればまたやらせてもらうんですが、もうないもんですから、そういった状況からして、たまたま
総合計画の
見直しが始まるわけでありますから、そういった意味では、視点の中の
教育の
充実、今
市長が言われていることについては全く私も異論ないんです、そのことは。だから、そういった角度から
教育の
充実、少し学力の向上というところは
それなりのもう施策を打ってきましたから、大体定着をしてきているのではないかなというふうに思いますから、そういった角度から、いわば要するに簡単に言えば生きる力を何とか今の
子供たちに身につけてもらいたいということでしょう。そういった角度から
教育の
充実というのは何が必要かというあたりを少し
総合計画の検討の中でご検討いただきたいなというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。
ただ1点、これが少し聞いておきたいんですが、気にかかっている部分が、これも質問の中に申し上げてきたんですが、
教育の
充実の中の
小学校の
補助教員の派遣、これは現場の
先生方から大変喜ばれているわけです、
補助教員というのは。やっぱり
クラスの中に、20人、30人、40人、各
クラスの中には
通常落ちこぼれと言われる
子供たちもいる。なかなかついていけない。そうでなくてもなかなか今スピード化されている状況の中ですから、ついていけない
子供たちがいる。そういった
子供たちを
補助教員含めて入っていって、
クラスの中に入って、丁寧にその
子供たちの問題、
課題点を拾いながら教えていくという、そういった角度から評価をされておりますが、ただ問題は、金の出どころが
ふるさとしばた
応援寄附金なんです。全部じゃないですよ、もちろん。この部分から
小学校、中学校合わせると約1,500万余かな、出ていますよね。これはきょうの
質疑には関係ないんですが、
コンピューター教育の部分についても約3,000万ぐらいここから出ています。これは、
市長判断で出していますけども。この
ふるさと応援寄附金というのはいつまで続くかわからないです、不特定の
予算になっているわけでありますから。そういった角度からすれば、願わくばもちろん教員がふえればいいんですが、なかなかそれは難しさがありますから、ここら辺もしっかりと対応していただきたい。そのためには
予算措置が必要なんですが、やっぱりこの
ふるさと応援寄附金というのは不安定さがあるわけでありますから、そういったことからすれば、
一般財源の中で措置をしていくというやっぱり一つの決断も
市長にはしてもらいたいなというふうに思いますから、その辺の、苦慮されていることは十分、確かに
予算がない中でここから持ち出されているということについてはわかりますが、不安定さの
予算配置になっているので、その辺の恒久的な
一般財源化をしていく必要があるのではないかなというふうに思っていますので、その辺のことについてお聞かせをいただきたいというふうに思います。
それから、新エネのほうについてはわかりましたんですが、もう少し、これも
総合計画の中でまた
見直しを含めてやっていかれるのかな。その辺をもう少し補強していただきたいなというふうに思いますが。
○
委員長(
小川徹)
二階堂馨市長。
◎
市長(
二階堂馨)
補助教員の関係でありますけれども、出どころが
ふるさと応援寄附金ということで、そうではなくて恒久的な普通の税の一般のところからという、そういうご指摘なんだろうというふうに思っているところであります。私のほうから特段
ふるさと応援寄附金でやりなさいというような指示をしたんではなくて、この辺は財務課と
教育委員会との税の
やりとりの中で決まってきたんではなかったかなという。何か私のほうでこれは
ふるさと応援寄附金でやったほうがいいという、査定の中で議論をしたのはちょっとないんです。メニューの中からそういう提案でどうだろうということで、それならばいいんではないですかということで私が了解をしたということは事実なんですけれども、そういう経緯については……でも、少なくとも私が
市長でいる間は、この部分については今相当、
渡部良一委員のほうから評価をいただいているような事業なようでありますので、なくするなんていうことはありません。ただ、その財源をどこに求めていくかということは承知しました。よくもう一度私のほうで精査しましょう。そして、そっちのほうがいいのか、あるいは普通の会計の税のほうから出ていったほうがいいのかは、ここは出ることは同じなわけですから、出しどころの関係ですんで、これは少し研究をしたいというふうに思います。
それから、
総合計画の関係についてであります。ご指摘いただいた
教育の関係も含めてそうでありますけれども、今こうやって議員の
皆さん方とのこの議論が、実はそういういろんな計画の中で、私どものほうで、言葉はいいのかどうかわかりませんけども、そんたくするといいましょうか、斟酌するということは当然あるわけでありますので、十分に
総合計画の中に組み込まれるものがあれば、どんどん取り入れていきたいというふうに思っています。
○
委員長(
小川徹) 加藤和雄
委員。
◆
委員(加藤和雄) 私のほうから簡単に1点だけ
質疑させていただきます。療養休暇者数と職員数の関係についてということで
質疑したいと思います。
平成25年から平成30年まで、療養休暇の取得者数が結構高どまりでずっと来ているんです。その中でも精神性疾患が大体20名を超えています。平成30年にあっては33名と極端にふえていると。そういう中で、職員数との関係で見ますと、これ本当の一部分をちょっと引っ張ってみると、平成29年4月3日現在と平成30年4月2日現在見ますと、正職員数がマイナス4になっています。あと、再任用がマイナス2、臨時職員数がマイナス26、嘱託がマイナス10で、パート職員がマイナス9。ずっと正職から嘱託まで、パート抜いて42人少なくなっているんです、前年度と比べて。そういう中で、精神性疾患が8名もふえていると。これはやっぱり職員数との兼ね合いがあるんじゃないかなということで、この問題についてはたびたび小坂議員とかうちの佐藤真澄議員は去年の決算審査でも同じような
質疑をしています。改めて
市長の見解をお聞きいたします。
○
委員長(
小川徹)
二階堂馨市長。
◎
市長(
二階堂馨) 加藤
委員のご
質疑は、職員数、あるいは臨時、パートも含めて減らしていることが、結果として職員の療養休暇につながっているんではないかと、こういうご
質疑なんだろうというふうに思っています。
確かに29年度と30年を比較しますと4名正職で減らしています。でも、それはやっぱり原因があるわけです。それは、紫雲寺の国保の診療所が廃止になったわけでありますので、その4名分が減ったというだけであって、普通のやつをただ減らしたんではなくて、当然なくなったわけですのでその分だということと、それから臨時、パートに関しましては、ちょうど臨時福祉給付金、これが終了したということです。今までそれでたくさんの臨時、パートの皆さんにこの給付金の業務をお願いをしていたのが終わったということなもんですから、その分がそっくり減ったということが原因でありますので、一概にそのことがメンタルの部分に影響しているとはちょっと言いがたいなと。むしろ私自身は、確かに平成22年から
市長をさせていただいて今日まで、ある意味組織のスリム化は図りましたけども、むしろ係長以下は18人ふやしているんです。課長職以上を、部長だとか副部長だとか、あの課長、この課長とか、こういう頭でっかちな組織をスリム化をしたおかげで行政改革をさせていただいたということで、むしろ末端の係長以上はふやしているということでありますので、メンタルの部分についてはそれと当てはまらないんで、やっぱりいろんな個々の事情があるんだろうと思います。職場での関係もあるかもしれませんし、あるいはご家庭での何かの事情もあるかもしれませんし、また個人的なものもあるかもしれませんけれども、こういうものがたくさんやっぱり総合的に作用しているんではないかなというふうに思っているところであります。
○
委員長(
小川徹) 加藤和雄
委員。
◆
委員(加藤和雄) 確かに個々にぐっと調べてみれば原因がはっきりすると思うんですけども、この私の資料では、まず平成25年から6年間ですけども、減っていないんです。20人くらいの精神疾患の人がいるというのはやはり大きいんじゃないかなと、私。以前
市長はよそも同じくらいあるみたいなことを言っていましたけれども、やっぱりなかなか減らないということ。それから、
市長はたびたび、18人係長以上はふやしているんだと、スリム化図ったんだと。部制をなくしたから結構管理職は少なくなったんですけども、以前管理職は仕事をしていなかったのかといえば、そうじゃないと思うんです。やはり管理職は管理職の立場で
それなりの、係長以上の、3倍も仕事をしていたと思うんです。それが、やはり全部、下のほうに来るようになったんじゃないかなと、単純に考えれば。私はそういうふうに思うんですけども、いかがでしょうか。
○
委員長(
小川徹)
二階堂馨市長。
◎
市長(
二階堂馨) どうでしょう。それほど民間の
皆さん方から見て市役所の職員が大きな負荷が来ているというふうには。みんなそうやって一つのチームとして、組織としてみんなやっているんだろうというふうに思います。ですから、部制がなくなったことによって課長が相当の負荷が来ているかと、もちろん大変だろうとは思います。一生懸命やっていただいているのは事実ですけれども、そのことが結果としてまた下のほうに全部行って、だから療養休暇が多いんじゃないかというのは少し違うんではないかなという気がします。
もう一つの、ふえているじゃないかといえば、確かにふえているんです。しかし、もう一つの事案を見ていただきたいんです。というのは、1カ月以内で復職しているのがふえているんです。昔は6カ月以上というか、長期のケアの
皆さん方が多かったんですけれども、今は1カ月以内で帰ってくる人、あるいは3カ月以内で復職する方、むしろふえているんです。そういうことからすれば、職員数の削減あるいは行革絡みのこの一連のことが職員に負荷をかけているというのはちょっと言いにくいんですけれども。それでも、大事な職員でありますので、できるだけ職場の環境等については、やっぱり課長のマネジメントが一番大事なんだろうと思っています。そういう意味では、休暇をとりなさい、あるいは残業はしないように、あるいはそういういろんなマネジメントをきちっとやらせるようにしたいというふうに思っています。
今回加藤
委員からこういう
総括質疑を聞くということで、人事課からいろいろ資料を取り寄せてみました。時間外手当はどのぐらいなのか、残業手当が他市から見てどうなのか、いろんなデータをとらせていただきましたけれども、どのデータ一つとってみても、
新発田が非常に負荷が高いということは出てこないんです。ですから、私もどうしてこういうメンタルケアの職員がいるかと言われても、医者でありませんのでわかりませんけれども、できるだけそういうふうに出さないように、しっかりと目を光らせて職員の健康管理はやっていきたいというふうに思っています。
○
委員長(
小川徹) 加藤
委員。
◆
委員(加藤和雄) やはり仕事は市民の福祉の増進というのが自治体の大きな仕事ですんで、やっぱりチームでやっていくということが大事かと思います。人事課のほうとか、やっぱり大分考えて、ケアをすごくよくしてきているんだと思うんです。だから1カ月でまた復職できたりしているけども、復職はするけど数は変わっていないということなんで、やはり何か原因あろうかと思います。そういう原因をある程度きちんと押さえながら、やっぱり働きやすい職場にしていっていただきたいと思いますし、やはり私は、これは私のあれですけれども、このくらいの組織だったらやっぱり部制は必要なんじゃないかなと。
委員会で私今回消費税の問題で課長にちょっと聞いたんですけれども、やはり全体的な、産業だったら産業全体を見回す、そういう人がいればいろんな形で
やりとりもできるんだけども、
商工振興課長だけだとやっぱりその範疇しかなかなか返ってこないという、そういうこともあるし、全体を見回していく人がやっぱりどうしても必要なんじゃないかなと思います。今その役割を果たしているのが
市長と副
市長なわけです。たった2人なんです。それだとやっぱり足りないんじゃないかなというふうに、これは私の意見ですけど。その辺もよく考えてやっていただけたらいいと思います。
○
委員長(
小川徹)
二階堂馨市長。
◎
市長(
二階堂馨) メンタル不調の関係でありますけれども、決して私はこの数字でいいなんて思っていません。そういうことのないように努力はさせていただきますけれども、メンタル不調が何が原因なのかというのは、なかなか私自身はこれだというものがなかなかわかりませんけれども、でもそういう出ないような職場環境には配慮をさせていただきたいというふうに思っておるところであります。
それから、部制を戻したらどうだという、こういうご意見をいただいておりますし、さきの
一般質問でも今申し上げたような、産業関係をやっぱり一つ束ねるような、そういう部署といいましょうか、人間が必要なんではないか、こういうご指摘をいただきましたので、今年度の新年度の組織がえの中に、
商工振興、そして農水振興、そして観光振興、この3つの産業課を1つにまとめるような、課は残しますけれども、これを横断的にやる人間の配置を少しやってみたいというふうに思っております。
その後、その後は今度は健康田園文化都市ですから、文化については、これは
教育ということに置きかえることができますので、これは今次長制度をしいておりますので結構ですが、健康の部分については、今度今健康プロジェクトをこの1年間かけて立ち上げますので、その後は今度この健康に分類するやつを横断的に管理をする、そういうセクションを設けたいなというふうに考えているところで、その次にはもう一度部制というのはあるかもしれません。ただ一連の市民との約束でありましたので、総人件費の10%のカット、これが私の1期目の、これは公約でありましたので、そうしますと、
先ほど申し上げましたように、まずは組織のスリム化。職員の給料、本俸そのものには手は突っ込まないけれども、それでも10%のカットをするためにはどうしても組織のスリム化をせざるを得なかったということで、それはおかげさまで達成することができましたので、一旦きれいな組織になりましたので、もう一度組織の再編を考えるという時期にはあるのかなというふうに、そんな気はします。
○
委員長(
小川徹) ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
委員長(
小川徹)
市長に対する
質疑を終結するにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
委員長(
小川徹) ご異議ありませんので、
市長に対する
質疑を終結し、これより討論に入ります。討論ある
委員の発言を求めます。
宮崎
委員。
◆
委員(宮崎光夫) それでは、
新発田政友会といたしましては、議第119号 平成31年度
一般会計予算について賛成の立場で討論に参加いたします。
新年度
予算全体を見ますと、今回要求した資料のナンバー15、事務事業ごとの前年度比較でわかるおり、経常経費や各種団体への支援、運営費支援にも切り込んでいることがうかがわれます。その中で、健康長寿を新たに打ち出し、スクラップ・アンド・ビルドでめり張りをつけた
予算であるという見方ができると思います。苦労したであろうことはわかりますが、今後団体を所管する原課が大変になるだろうということも予想されます。職員一人一人の力量が試されるのではないかと考えるところでございます。職員がふやせない、むしろ減っていく中、
二階堂市長が進める少数精鋭主義が必要になると思います。
業務改善、行政改革を進めなければならないと議会も思っておりまして、今回執行部から提案されなかった議会のIT化、タブレットを活用した議会資料のペーパーレス化、これは職員の単純業務を減らすことにつながることはもとよりであります。あわせて、実は、これは私どもの議会の中で検討をきちっとしていなかった部分ある、反省がありますが、執行部側も議場でのペーパーレス化を進めればよい、そうすることの絶好の機会ではないかと思っていたところであります。現状は、議場に参考人として出席している課長等のうち、庁議メンバー以外は自分の担当業務以外の
市長答弁の写しを持っていない状況であります。総務課で答弁書を用意していないからでありますが、これはそれぞれの課長にとっては「まあ、俺関係ないか」というふうに言えるわけであります。本当にそれでよいのでしょうか。課長は二、三年で異動する、通常ですし、また市全体の業務内容を承知していてこそ担当業務の仕事の位置づけ、重要性を再確認できる、大変重要なことである。そもそも、おまえ余計なこと考えなくていいよというふうに逆に言われているような感じと、そういうふうに聞いておる、そういうふうにとる場合もあります。非常に士気が高まらない、少数精鋭にはつながらないというふうに考えるわけでございます。
この
予算、タブレット導入事業という名前がちょっと悪かったんだと思います。タブレット導入が目的じゃなくて、業務改善であるし、行革であるし、皆さんで情報共有をしながら、いかに議会を活性化していくかというふうなことで、本当にそれこそ議会
基本条例をつくった、まさしく今の
二階堂市長が一番進めていこうというふうに考えていたところでございます。それがあらかじめ事前に内申されて、私どもの正副会長会議で話し合いがなされた。大方はやむを得ないというふうな雰囲気であったんですが、私、
委員外議員でありましたけれども、修正動議という、
予算修正という手法があるというふうに私は発言したところであります。それこそ2年から3年、議会内部で検討してきた結果だったわけですけれども、議会が本当に執行部の追認機関であるような、そういう現状を打破するためには本当に重要な権限、議案修正権ということであります。まさしく、むしろ議会のレゾンデートルというか、存在理由であるというふうに考えております。本当にそれこそ職員研修費も1割カットされて、さらに本当に士気の高揚が図れるのかと、非常に危惧しております。この1年、本当に執行部も議会も冬の時代が到来するんじゃないかとちょっと危惧しておるところであります。
そうはいっても、それこそ99.9%の
予算について賛成しているわけであります。冒頭申し上げたように、本当に健康長寿、スクラップ・アンド・ビルドで健康長寿を目指す、新たに打ち出して、めり張りをつけた
予算であるというふうに冒頭申し上げました。これについては非常に賛成したいと思います。来年度、新たにもう一回しっかりと提案していきたいと思いますし、
一般質問等でも
市長と議論していきたいというふうに考えております。なお、
予算全体並びに詳細については、我が
新発田政友会の川崎会長から有終の美を飾るべく、本会議場で開陳いたします。
以上でございます。
○
委員長(
小川徹) 稲垣富士雄
委員。
◆
委員(稲垣富士雄) 議第119号、平成31年度
新発田市
一般会計予算、歳入歳出
予算に関しましては、バランスのとれた
予算編成、配分であり、市民クラブとしては賛成の立場で討論をさせていただきます。なお、詳細につきましては27日の本会議場で開陳いたします。
○
委員長(
小川徹)
渡部良一委員。
◆
委員(
渡部良一) それじゃ、民主クラブのほうとしては当該議案については賛成をしたいというふうに思います。詳細については最終日本会議で開陳をさせていただきたいというふうに思います。
○
委員長(
小川徹) 加藤和雄
委員。
◆
委員(加藤和雄) 議第119号 平成31年度
新発田市
一般会計予算議定については反対いたします。討論については最終本会議で開陳したいと思います。
○
委員長(
小川徹) 板垣功
委員。
◆
委員(板垣功) 議第119号、平成31年度
一般会計予算について、つなぐ会としては賛成の立場で討論いたします。詳細については本会議で開陳いたします。
○
委員長(
小川徹) 渡邊喜夫
委員。
◆
委員(渡邊喜夫) 議第119号、平成31年度
新発田市
一般会計予算については、公明党市議団といたしましては賛成の立場で討論といたしますが、詳しくは27日の本会議場にて開陳を申し上げます。
以上でございます。
○
委員長(
小川徹) 討論を終結するにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
委員長(
小川徹) 討論を終結します。
これより採決いたします。
議第119号 平成31年度
新発田市
一般会計予算議定については原案のとおり決するに賛成の
委員の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
○
委員長(
小川徹) 挙手多数であります。
よって、議第119号は原案のとおり可決すべきものと決しました。